FAQ: まとめてカタログ

まとめてカタログのFAQ

まとめてカタログの使い方 もご覧下さい。

まとめてカタログとはどのようなサービスですか

まとめてカタログは、生命科学の研究に使用される試薬や機器の情報を一つのカタログに整理したものです。各メーカーの製品カタログを全部一つにまとめたものを目指しています。

生命科学分野だけでも、研究用の試薬や機器のメーカーは数百あり、また製品も数百万あります。これだけ膨大な数ですと、研究者が研究目的に合致した最高の製品を探すのは至難の業です。製品探しに時間をかけず、馴染みのメーカーや論文で使われていた製品をそのまま使ってしまうことが多くなるのは、どう考えても仕方のないことです。

バイオの買物.comでは、研究者が最高の製品をリーズナブルな価格で購入し、効率良く研究が進められるようにしたいと考えています。メーカーに勤務していたころ、ベストの製品に出会って研究が多いに進んだ研究者を見てきました。そのような研究者を一人でも増やしたいというのが、我々の切なる願いです。これを実現する目的で作っているまとめてカタログは、主要メーカーのウェブサイトに掲載されている製品をすべて集め、分類分けし、一つのオンラインカタログにおさめました。

複数のメーカーの製品を一カ所に集めたウェブサイトは他にも存在しますが、いずれもキーワード検索のインタフェースを提供している(あるいは非常に荒いカテゴリー分けをしている)だけであり、目的の製品が既にかなり絞り込まれていない限り良い製品を発見することができません。キーワードにヒットする製品は見つかりますが、キーワードの選択が正しかったという保証はありません。検索主体のインタフェースですと、もっと優れていた製品があったにも関わらず、それが見つからなかったということは非常に多くなりがちです。

これに対してまとめてカタログでは製品の分類に力を入れました。研究現場を良く知っている担当者が、手間をかけて細かく製品を分類しているため、製品を探す効率が圧倒的に高くなっています。「こんな製品があるなんて知らなかった」というものであっても、簡単に発見できるように工夫しています。

まとめて抗体検索サービスとの関係は

まとめてカタログでは掲載メーカーの抗体製品を掲載しています。同時に類似したサービスとしてバイオの買物.comでは まとめて抗体検索サービス も提供しています。

この二つのサービスは仕組みが大きく異なります。将来的にはまとめてカタログの機能を充実させ、こちらに一本化しようと考えていますが、いまのところは まとめて抗体検索サービス の方がより多くの機能を持っています。一方、まとめてカタログの方が遥かに高速に動作します。

それぞれの性質を考慮して、以下の使い方をお勧めします。

  1. まとめてカタログに掲載していないメーカーの製品を含めて検索をしたい場合は まとめて抗体検索サービス をご利用ください。まとめて抗体検索サービスでは BioCompare を利用することにより、市販されているほとんどの抗体をカバーできています。
  2. とりあえずどこのメーカーの製品でもいいから検索を実行したい場合は まとめてカタログ をお勧めします。検索が非常に早く、また主要メーカーの多くがカバーされていますので便利です。検索窓左横の「一次抗体」のラジオボタンをクリックしますと、一次抗体に絞って検索が可能です。ラジオボタンが「すべて」になっている場合は、PCR用プライマーやsiRNA、ELISAキット等も検索対象になります。
  3. 抗体の由来(宿主)や用途を限定した検索を行いたい場合は まとめて抗体検索サービス をご利用ください。 まとめてカタログ でも由来や用途に関連するキーワードを組み合わせた検索が可能ですが、 まとめて抗体検索サービス の方は専用の検索方式を提供しています。
  4. 二次抗体を検索したい場合は まとめてカタログの二次抗体のカテゴリー が便利です。抗原(Anti-Mouse, Anti-Rat, Anti-Chickenなど)ごとに分類してありますので、目的のものが素早く見つけられます。また検索窓横の「二次抗体」のラジオボタンをクリックしますと絞り検索が可能ですので、例えばFITC複合体等に絞り込むこともできます。

どのメーカーの製品を掲載していますか

まとめてカタログでは現在、Abcam社、Applied Biosystems社、BD Biosciences社、Bio Rad社、Cell Signaling Technology社、Clontech社、GE Healthcare社、Invitrogen社、Merck社、Millipore社、New England Biolabs社、Promega社、Qiagen社、Roche社、Sigma Aldrich社、Stratagene社、Takara Bio社、Toyobo社 のほぼすべての製品を登録しています。

選考する際は 1) 弊社と既に取引があるか 2) 主要メーカーであるか 3) ウェブサイトから情報がとりやすいか を複合的に考えました。

今後も登録メーカー数は増やしていく予定です。

「このメーカーをぜひ登録してください」というご要望がありましたら、検討いたしますので画面右上のリンクよりご連絡下さい。

データはどのように収集していますか

製品データは原則として、メーカーのウェブサイトから自動的に収集しています。日本語ウェブサイトからデータをとるのを原則としていますが、日本語ウェブサイトの構造が一貫していない場合や掲載情報が不十分な場合は英語サイトからデータをとっています。

製品名、カタログ番号、価格等はもちろんのこと、製品マニュアル等の技術資料へのリンクもなるべく取り込んでいます。また製品解説も取り込み、検索に利用しています。

特に海外にサーバが設置されているウェブサイトは日本からのアクセスが非常に遅い場合があるので、利用している研究者の利便性を高めるために、なるべく多くの情報をまとめてカタログに取り込み、素早く閲覧できるようにしています。

メーカーから製品名、カタログ番号、価格等のリストが提供していただけている場合は、こちらの情報を優先しています。

データの更新頻度はどれぐらいですか

現時点では不定期となっています。将来的には毎月一回更新を行いたいと考えています。

データを掲載してもらいたいのですが、どうすれば良いですか

製品名、梱包単位、価格、カタログ番号、およびウェブページURLを掲載したリストをお送りいただければ、まとめてカタログに原則無償で製品情報を掲載いたします。このようなリストを用意するのが困難な場合でも、カタログ番号さえ提供していたければ後は弊社が自動的にウェブサイトから取得することも可能な場合があります。これはウェブサイトでどのように製品が掲載されているかに依存しますので、問い合わせていただければ調査いたします。お問い合わせは画面右上からメールもしくはTwitterでお願いします。ただし製品が多い場合はカテゴリー分け作業に時間がかかりますので、予めご了承ください。

データ掲載の流れはどうなりますか

Castle104では最低、掲載したい製品のカタログ番号のリストをいただきます。このカタログ番号を元に、自動化されたプログラムがウェブサイトを読み取り、必要な情報を収集します。さらにCastle104の社員がマニュアルでカテゴリー分けを行います。

リストを定期的にいただければ、それに合わせて発売中止の製品を掲載中止したり、新製品を登録したりします。更新頻度は月1回を予定しています。

またカタログ番号以外に製品名や価格等の情報をリストに掲載していただければ、自動読み取りによるミスの可能性が亡くなりますので、より確実に情報を掲載することができます。

カテゴリー分けはどのような方針で行っていますか

ライフサイエンス研究用製品のカテゴリー分けは非常に難しい課題で、「これが良い」という分け方はなかなか無いのが現状だと考えています。実際、各メーカーのカタログを見ても、カテゴリーの分け方は様々です。

例えば研究分野(生化学、遺伝学、生物物理、癌研究など)という分け方もできますし、対象物質(核酸、タンパク質、糖、細胞)という分け方もできます。社内組織の構造を反映した分け方になってしまっていることもあります。また合併を繰り返しているメーカー等ではブランドで分類しているケースもあります。そのそれぞれに一長一短がありますので、複数のカテゴリー分け方法を併用しているメーカーウェブサイトもあります。

これだけいろいろな考え方がある中、Castle104では単純に「目的製品が一番見つけやすいカテゴリー分け」を目指しています。すなわちカテゴリー分けの方法を何らかの基準で統一するのではなく、ある製品を探したいと研究者が思ったとき、どのようなキーワードを連想するかに着目しました。研究者も人間ですし、製品の分類が仕事ではありません。研究者の頭の中はランダムに、不規則にキーワードが入り乱れています。そしてまとめてカタログではそのキーワードと自然に連動するようなカテゴリー分けを心がけています。

また、まとめてカタログでは各製品は複数のカテゴリーに入ることができます。このため、複数の視点による分類が可能になっています。またカテゴリーをタグのように使い、製品の特徴を記すのにも使えます。例えばPCR試薬がホットスタート機能を持っているか、あるいは3’→5’ エキソヌクレアーゼ活性を持っているかなどは、カテゴリーをタグのように使って分かるようにしています。このようにまとめてカタログのカテゴリー分けは、研究者が製品の特徴を素早く把握したり、類似した製品を発見したり、目的の製品を素早く見つけられるようにする道具でもあります。

また技術的な話になりますが、各カテゴリーは親カテゴリーを一つしか持たないtree構造(single inheritance)にしています。あるカテゴリーを複数箇所で使いたい場合は MacOS Xのエイリアス、Windowsのショートカット、UNIXのシンボリックリンクと類似の方法で処理を行っています。複数の親を持てるmultiple inheritance構造にすることも検討しましたが、様々な場面でプログラム処理が複雑になるため、採用しませんでした。

良質のカテゴリー分けは、まとめてカタログの有効性にとって必須です。しかし大変な労力がかかるということもあり、まだまだ未完成であると強く認識しています。研究者が最も自然に製品を発見できるように、常により良いものを目指して日々更新していこうと考えています。

なおCastle104でどのようなことを考え、どのような判断を行ってきたかについては、随時 ブログ で紹介していきたいと考えています。

すべての製品をカテゴリー分けしていますか

すべての製品をカテゴリー分けしている訳ではありません。一つには機械のパーツ等については、検索機能を提供すれば十分と考え、カテゴリー分けの対象から外しています。もう一つには単純に作業が追いついていないものもあります。カテゴリー分け作業は順次行っていますので、これらについては次第にカテゴリーに割り振られていきます。

ただしカテゴリー分けはされていなくても、すべての製品は検索対象になります。検索は製品名だけでなく、カタログ番号やメーカー名や製品解説も対象になっていますので、カテゴリー分けされていない製品も効率よく調べることができると思います。

カテゴリー分けが間違っている/不適切だと思うのですが

最善の努力はしているつもりですが、カテゴリー分けが完全なものになっていないのは認識しています。まだ十分に精査できていない場合、あるいはそもそもその分野の専門知識が不足している場合があります。

カテゴリー分けに問題があるとお考えの場合、ぜひご連絡を下さい。連絡方法は画面の右上にあります(メールもしくはTwitterで連絡できます)。弊社では皆様の意見を参考に、カテゴリー分けを改善していきたいと考えています。

製品情報が間違っている/不適切だと思うのですが

製品情報はCastle104で作成したプログラムが自動的にメーカーのウェブサイトから抽出しています。

ただしプログラムの問題、もしくはプログラムを作成した後にメーカーのウェブサイトのデザインが変更になった等の理由で製品情報が正確に取り込めない場合があります。またメーカーのウェブサイトの情報がそもそも誤っている可能性も無いわけではありません。

製品情報が間違っていると思われる場合はぜひ画面右上のリンクよりご連絡ください。Castle104のプログラムの変更で対応できる場合はなるべく迅速に対応したいと思っています。ただし100%対応できる訳ではありませんので、あらかじめご了承ください。

キャンペーンをやっているのですが、まとめてカタログに掲載の価格はどうなりますか

メーカーのウェブサイトを巡回するとき、まとめてカタログのプログラムはウェブページの価格を自動的に読み取ります。キャンペーン価格と通常価格が同時に記載されている場合は、より低い方の価格を読み込むようにしています。

キャンペーン価格をタイムリーに反映させたいというご希望がある場合はご相談ください。

製造中止品、新製品の取り扱いはどうなっていますか

基本的にはメーカーウェブサイトに掲載されているすべての製品の情報が取り込まれ、まとめてカタログに登録されます。したがって製造中止となり、メーカーウェブサイトに掲載されなくなった製品は、まとめてカタログデータベースの次回の更新時に表示されなくなります。新製品についても同様に、ウェブサイトに掲載されていれば登録されます。ただ新製品についてはすぐにカテゴリー分け作業ができるとは限りません。カテゴリー分けは若干遅れます。

なおメーカーがCastle104に製品リストを提供してくれている場合は、その製品リストに掲載されている製品のみをまとめてカタログに表示します。それ以外の製品は、たとえメーカーウェブサイトに掲載されていても、まとめてカタログには表示されません。

またCastle104で使用しているウェブサイト巡回プログラムの不具合やメーカーウェブサイトの不具合により、うまく情報が取り込まれない製品も偶発的には発生する可能性があります。その際はご連絡をいただけると助かります(画面右上のリンクよりお問い合わせ下さい)。

メーカーウェブサイトから抽出している情報と目的について

メーカーのウェブサイトからは製品名、カタログ番号、製品番号、梱包単位、価格等の基礎情報の他、製品解説の情報も抽出しています。

製品名、カタログ番号、製品番号、梱包単位、価格等は製品リストを作成するのに不可欠な情報です。まとめてカタログのデータベースの中に持っていないと、そもそもサービスが提供できません。

それに対して製品解説については必ずしも必要ではありません。メーカーウェブサイトへのリンクを用意すれば十分ということも考えられます。また製品解説については著作権の問題は必ずしもクリアではありません。それでも敢えて製品解説を掲載しているには以下のような理由があります。

  1. 検索機能の充実: 製品名だけでは十分な検索機能を提供することは困難です。特にブランド名を全面に出したような場合、製品名だけではどのような内容のものかを把握することは簡単ではありません。優れた検索機能を提供する上で、製品解説は重要な役割を果たしています。
  2. メーカーウェブサイトのレスポンスの悪さ対策: メーカーのウェブサイトによっては、反応が返ってくるのに数秒間待たされるものがあります。ウェブサイトが遅いのはたいていサーバーを海外に持っているメーカーです。まとめてカタログでは、多数の選択肢の中から最適の製品を探すのが目的です。したがって利用者は数多くの製品解説を読む必要がありますが、ウェブページを開くたびに数秒間待たされるのでは効率が著しく悪くなってしまいます。そこでまとめてカタログはメーカーウェブサイトの製品解説を要約し、内部にデータを保持し、素早く利用者にお見せするようにしています。

メーカーウェブサイトから抽出している情報の知的所有権について

メーカーウェブサイトから抽出した情報で、まとめてカタログに載せている情報は大きく分けて2つあります。一つはカタログ番号、製品名、価格等に関する情報。もう一つはその製品の解説です。

前者のカタログ番号、製品名、価格等については創作的な表現ではないため、著作権保護の対象ではないと解釈しています。

また後者の製品の解説については基本的には著作権保護の対象ではないと解釈していますが、場合によっては保護の対象になりうることも認識しています。この情報の掲載が問題になる場合、ご連絡いただければ掲載を中止いたします。

カテゴリー分けの知的所有権の取り扱い

法的な部分はまだ十分に検討していませんが、基本方針を簡単に紹介いたします。

個々の情報の著作権はCastle104が保有するものではありませんが、カテゴリー分けしたデータベースについては著作権はあると考えています。しかし、カテゴリー分けには研究者やメーカーのフィードバックが不可欠です。したがってカテゴリー分けしたデータベースの著作権をCastle104が独占するのは不適当だと考えています。また多様な製品を使いやすいカテゴリー分けすれば、例えば大学や企業での製品管理、購買管理に有効に利用していただけるとも考えています。このため、多くの人にこのカテゴリー分けデータベースをダウンロードし、利用していただけるようにしたいと考えています。

このような考えを反映したライセンスでカテゴリー分けしたデータベースは提供していこうと考えています。

カテゴリーを閲覧するユーザインタフェースはどのようにして作りましたか

カテゴリーを閲覧するユーザインタフェースはMacOS Xのファインダーで使用されている Miller Columns を採用しています。このユーザインタフェースはiTunesやiPodなどのアップル社製品でも使用されています。

他にWindowsのExplorerでも使用されている Tree View も検討しましたが、非常にカテゴリーが多くなるような場合には見づらくなりやすいと判断して、採用しませんでした。

詳細については、随時 ブログ で紹介していきたいと考えています。

まとめてカタログを作成する上で重視する点は何ですか

まとめてカタログでもっとも重視しているのは、研究目的に合致した 新しい 製品を如何に研究者に紹介するかです。

研究者が既に知っているメーカーだけではなく、他のメーカーの製品も紹介すること。研究者があらかじめイメージしていた製品だけではなく、そのイメージを越えた新しい製品を紹介することです。

そのためには以下のことが重要だと考えています。

  1. 製品がしっかりアノテーション(カテゴリー分け)されていること: 検索機能だけですと、利用者のイメージを越えた製品をお見せするのが難しくなります。利用者が思いついたキーワードだけですと、すでに知っている製品やメーカーに強くバイアスがかかってしまうからです。研究目的にぴったりマッチしているにも関わらず、検索で引っかかってこない製品が出てきてしまいます。これを避けるためには、人間の手でアノテーションすることが重要です。大変な作業ですが、Castle104はこれを一番に重視しています。
  2. ウェブサイトのレスポンスが早いこと: 利用者により多くの製品を見てもらうためにはレスポンスの早さが重要です。一つのカテゴリーを見るのに時間がかかってしまうと、利用者は反比例するように閲覧するカテゴリー数を減らしてしまいます。検索を使った場合も同様で、レスポンスが遅ければ試すキーワードはそれだけ少なくなります。ですからまとめてカタログでは「利用者の待ち時間ゼロ」を目指し、利用者になるべく多くのカテゴリーを閲覧してもらえるように、そしてなるべく多くの検索キーワードを試してもらえるように努力しています。

現時点でレスポンスはかなり良いものになってきていますが、アノテーションはまだまだだと考えています。今後はアノテーションにリソースを集中させ、研究者に納得していただけるアノテーションを一日も早く実現したいと考えています。