ソーシャル

学会は“Society”

学会はソーシャルイベント

学会は英語で“Society”です。特に年会は全国に散らばる何百、何千もの研究者が一同に会する巨大なソーシャル(社交)イベントです。

ソーシャルネットワークからヒント

それならばFacebookやTwitterなどのソーシャルネットワークからヒントをもらい、学会のソーシャルを盛り上げれば良いのではないか。Ponzuのソーシャル機能はこの発想から生まれました。

聞く人のための「マイ・スケジュール」から、発表する人のための「いいね!」へ

「マイ・スケジュール」は聴衆のため

「マイ・スケジュール」機能は数年前から学会情報システムに登場しています。これはいわゆるブックマーク機能で、発表を聞く人、聴衆には大変便利です。

「いいね!」は発表者のためのソーシャルツール

しかし学会は聴衆だけのものでしょうか。もちろん発表をたくさん聞くのも大切です。しかし学会で何よりも面白いのは、自分自身の発表です。学会で発表をし、いろいろな人から意見をもらい、ポスターの前で議論を重ね、新しいアイデアをもらい、新しい人と知り合いになるのが学会の醍醐味ではないでしょうか。

そう考えると学会に何よりも必要なのは、「聞きに来る人」のための機能ではなく、「発表する人」のための機能です。そして「マイ・スケジュール」を「発表する人」のために作り替え、革新的なソーシャルツールにしたのがPonzu学会情報システムの「いいね!」機能です。

演者は「いいね!」した人を確認できる

誰が「いいね!」したかがわかる

Ponzu学会情報システムの「いいね!」は演者のための機能です。「いいね!」してくれたのが誰か、演者と共同著者だけが確認することができます。

すぐにプロフィールを確認

「いいね!」してくれた人の名前をクリックすれば、その人のプロフィールページが見れます。その演者が学会でどのような発表を行うのかに加え、その人のTwitter ID, Facebook ページ, LinkedInやRead & ResearchMapページがわかります。研究室のウェブサイトもわかります。さらにプライベートメッセージを送ることもできます。

学会の感動を増幅

誰が自分の発表に興味を持ったか、その人がどのような研究をしているのか、どこのポスターに行けばその人と議論ができるのかがすぐにわかります。その上、メッセージまで送れます。これがPonzu学会情報システムの「いいね!」機能です。

「学会発表をして良かった」「勇気をもらった」「良い人に知り合えた」「有名な先生に見てもらえた」。学会の感動を少しでも増やすのが「いいね!」の目的です。

コメント機能

コメント機能の新しい役割

各発表のページにはコメント機能があります。これを使えばオンラインでの議論が可能になります。しかしface-to-faceで会える学会会場でコメント欄を使う必然性はそれほどありません。実際には、このコメント欄にはもっと大きな役割があります。

Supplementary Materialとしてのコメント欄

最近は論文にSupplementary Materialをつけることが一般的になりました。Supplementary Materialは雑誌のウェブサイトで閲覧でき、誌面の都合上掲載できなかったデータや方法が紹介されています。

Ponzuではコメント欄をSupplementary Materialとして使うことを推奨しようと考えています。

コメント欄は学会当日まで自由に書き込むことが可能ですので、直前に得られたデータを紹介したり、抄録本文の内容を補足するのに最適です。またリンクを張ることもできますので、研究成果を紹介したウェブページ(例えば研究室ウェブサイト)、もしくは発表された論文のPubMedエントリーを紹介することもできます。

プライベートメッセージ機能

メールアドレスを知らないけど、会いたい人

発表者に質問したいのだが、メールアドレスも知らないし、会場のどこにいるかもわからなくて困ったことはありませんか。旧知の友人が学会に来ていて、是非一緒に飲みに行きたいのだが、メールアドレスがわからなくて連絡が取れないということはありませんか。

せっかく多くの人が集まっているのに、メールアドレスを知らないがために人に会う機会を逸してしまうのは学会でよくあります。この問題を解決しようというのがプライベートメッセージ機能という手軽な連絡手段です。

名前さえわかれば連絡が取れる

プライベートメッセージはお互いにメールアドレスなどがわからなくても、名前さえわかれば連絡が取れる手段です。Ponzuの検索機能で名前が見つかれば、プライベートメッセージが送れます。

メールアドレスを公開しなくてもOK

メールアドレスを公開してしまうと、迷惑メールがたくさん来てしまう恐れがあります。Ponzuのプライベートメッセージ機能ではメールアドレスは一切公開しません。また通信を学会期間中もしくは学会期間の前後に限定することもできます。

迷惑メールの心配をすることなく、手軽なコミュニケーションが楽しめます。

夜ゼミ

本音を言うと、学会で一番の楽しみはいろいろな人と飲みに行くこと。そういう参加者もたくさんいます。違う研究室、違う研究分野の人と語り合い、新しい刺激やインスピレーションがもらえるのは学会ならではの楽しみです。そこで分子生物学会のIT企画から生まれたのが「夜ゼミ」というアイデアです。

飲み会の電子掲示板

「夜ゼミ」は飲み会の電子掲示板です。誰でもボランティアで幹事になれます。「夜ゼミ」に飲み会を登録し、参加者数に応じて場所を決め、集合場所を書き込むだけです。分野を問わず、興味を持った人同士で飲みに行くことができます。

著者、参加者全員のプロフィールページ

演題指向から人間指向へ

研究は人間が行うものです。ですから学会で大切なのは発表内容だけでなく、発表者や著者です。

そこでPonzu学会情報システムでは著者・参加者のプロフィールページを用意し、研究者個人や研究グループの切り口で学会を見られるようにしています。

研究者ごとの発表演題がすべてわかる

プロフィールページにはその演者が本学会で行う発表、その演者が著者(共同著者)として名を連ねている発表がすべてリストアップされます。また同じ研究グループが発表している内容もリストアップされます。

自分をもっと知ってもらい、自己プロモーションする

参加者は自分のプロフィールページを編集し、研究室ホームページ、Twitterアカウント、Facebookアカウント、LinkedInアカウントなどを追加することができます。

こうして自分をより深く知ってもらうことができますし、連絡先を伝えることができます。さらに自分の研究を広くプロモーションすることもできます。

Ponzuを支える名寄せテクニック

著者データの根本的な作り直し

著者のプロフィールページや各種のソーシャル機能を用意するためには、抄録集のデータを根本的に作り直す必要がありました。

今までは「著者」情報は単なる文字でした。しかしソーシャルな学会を実現するには、著者を一つ一つのオブジェクトとして内部表現すること必要です。そこでCastle104では名寄せのためのソフトウェアとワークフローを構築し、短期間で効率よく名寄せを行うためのテクニックを築き上げています。

半自動で名寄せ

名寄せで活きてくるのが、Castle104が「バイオの買物.com」の運営で蓄積した情報処理のノウハウです。Castle104の名寄せでは以下の処理を行っています。

  1. 異字体・ミドルネーム・誤入力などを考慮した自動的な名寄せ
  2. 共同著者に着目した同姓同名異人の自動的な分離
  3. 名寄せの品質確認のためのレポートの自動作成
  4. 手作業での修正

どうしてもわからない著者も時々ありますが、高いレベルの名寄せを短期間で実現するためにCastle104は引き続き技術を磨き上げていきます。